炭鉱全盛時代の我路の街 （三菱美唄記念館より）

「我路」の街。
我路はガロと読む。炭鉱全盛時代にもっとも栄えた街で、複数の学校をはじめとする各公共施設、銀行、商店、映画館から歓楽街まで、街の機能は何でもあったという。















我路の2003年秋の風景。
アスファルトの道路は荒れ、両脇の家屋はほとんどが廃屋のゴーストタウンとなっている。
















我路駅跡。線路跡を利用したサイクリングロードとホームの基礎が残る。奥に見えるのは我路郵便局跡。

















朽ち果てた建物と撤去後の野原が目立つが、まだ住んでいるとおぼしき住宅も少なくない。駅前の郵便局から続くこの辺りは、目抜き通りだったのかもしれない。
















我路郵便局跡。2階建てレンガ造りの建物は、現在の我路には不釣合いな印象。しかし、これだけ立派な郵便局が建設された繁栄の在りし日を偲べる風景といえる。















現在は美唄市立我路生活館として利用されている。行政窓口や簡易郵便局も併設されており、我路で暮らす方の最低限のサービスが確保されているようだ。また共同風呂も施設内にある為、内湯を持たない炭住の利用も考慮されている。














朽ちた映画館の映写室だけが残っていた。我路の廃屋は近年取り壊しが進んでいるようで、やがては道路と空き地だけの一通過点だけになるのかもしれない。

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我路の町の外れの谷筋に円形めがね校舎で有名な「沼東小学校」が廃墟として今も残る。

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