急な坂道駆け上ったら、今でも海が見えるでしょうか・・・




旧海軍航空隊周辺を歩く 2
浦郷町五丁目周辺



東邦化学工業敷地内の旧工廠と思われる建物。
跳ね上げ式の窓が連なる。



かつてここで航空機の部品が製造されていたのであろうか。



幾星霜の時を経て今日に至った。激動の時代を見つめながら。
緑に覆いつくされ静かに終末を待っているかのよう。



少し歩くとまた戦前の工廠らしき倉庫が現れた。



この窓から外を眺めたら、戦前の風景が映し出される。
6月の薄曇の白昼夢。
これからどんな時代が、この窓に写されるのだろう。



この地区も少しずつ旧工廠の取り壊しが進んでいる。
向かいの工場は近代的な建築に変わり、赤レンガの工廠はもう無くなっていた。



真ん中の丸いドームが異彩を放つ。
かなり朽ちているが倉庫として活用されているようだ。
航空隊本部とともに保存して欲しい建物のひとつ。




（つづく）




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