急な坂道駆け上ったら、今でも海が見えるでしょうか・・・




ゆっくりと時間が流れる町 「逸見」 5
谷戸と古い商店街が残る町



谷戸に咲く向日葵。
谷筋に寄り添うように建つ日本家屋によく似合う。



沢山小学校の校庭から。
体育館が校舎の上にあるのは、谷戸の小学校ならでは。
砲弾の碑はプレートが剥がされ何の記念か判らず。
ただ砲弾には※「御大典記念」とだけ刻まれていた。
左寄りの教育現場でよく撤去されず残されたものだ。

※「御大典記念」
昭和天皇の即位式（昭和の大礼）を指す。
昭和3年11月11日に行われた。
市内には今でも神社などに記念碑が多く残る。



横須賀は坂とトンネルの町だ。
谷戸である逸見もあの山の上の家にはどう行けばいいのかしらと
首をかしげることが多い。
この階段は横須賀本港を見渡せる丘に続いている。



日通の元倉庫をそのまま使っている酒屋さん。
かなり年季が入っているが戦前からの物だろうか。
【現在消失】



東逸見町１丁目付近は切り立った崖が国道沿いに続いている。
横須賀駅裏ということもあるのか防空壕が多く残されている。
今では車庫や倉庫に使われていて、結構奥行きが深い。



古い家の路地裏には植木が置かれ下町の風情。
先に見える玉垣は鹿島神社の境内。




（つづく）


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