中に入って見ます。
列をなすアパート群はこのように階段で結ばれ、回廊のようになっています。
１階廊下を歩きます。
朽ちて廃墟色を強めています。
とても静かです。
「・・・・・・・・・」
誰もいない廊下…です。
窓より外を眺めます。
となりのアパートが見えます。
どの窓からもとなりあった廃墟が、決められた風景のように広がります。
上の階にあがってみます。
これは台所でしょうか。
生活用品は無く、枠や桟などの備品が散乱しています。
部屋によっては３０年以上前の雑誌や調味料などが散乱しているそうです。
そういえばスリッパやサンダルはよく落ちていました。これらの主は今どうしているのでしょうか。
また廊下に出ます。
立体的な迷路のようで方向感覚を失います。
梁に書かれている「い」は住所を表したものだと思います。
ここの棟が一番端にあたるので、「五十音」ではなく、「いろは」で符号していたのでしょう。時代を感じさせます。
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