さて曳索鉄道氷川線だが、ほぼ全線に渡って山裾をトンネルで貫いている。その為人目につくのは川や道路を跨ぐ2ヶ所の橋ぐらいなもので、遠くから見上げるくらいしか出来ない。
今回比較的近くで見れるポイントを探したが、道無き山中を歩かねばならない。
トロに石灰石が満載されている。左のトロはこれからお出掛けの様子。運転間隔は短く次から次へと行き交う光景が続く。
ゲージは762mm軌間。トンネルも小ぶりで可愛らしい。曳索鉄道なので引張るワイヤーのガラガラとした音とトロッコの走行音が山中に響いている。
レールはこんな感じ。
線路内に通されたケーブルを動力にトロッコを牽引している。レール内にはケーブルがスムーズに動くようにテンショナーの様なディスクがついている。
鉄橋とトンネルの監視所なのか詰所の廃屋が残されていた。
それにしても結構長い線をガラガラと良く引張っているものだ。鉱車だけ慌しく行き交う姿は少し不気味である。
（つづく）
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