鴨沢小中学校（廃校）

奥多摩湖の鴨沢集落には、湖面に映える白い木造校舎の学校があった。
久しぶりに国道411号線を辿り訪れてみると、校舎は跡形もなくなっていた。
校門には二対の門柱が小中学校があったことを伝えていた。



学校跡ではお年寄り達がゲートボールを楽しんでいた。
校舎の取り壊しは、つい最近だったと教えてくれた。
昭和58年閉校。その後は飛行船鴨沢アトリエとして使われていた。



学校裏の急斜面には、山村集落独特の土地活用の民家が連なる。
学校があった頃、この斜面に子供の声がこだましていた事だろう。



日本昔話のような風景。
しかしこの集落も高齢化が進んでいるのだろう。
学校下の国道をクルマがただ走り抜けてゆくだけだ。




[憧憬の刻へ]
[ホームへ]
※当HP内全ての画像の無断転載を禁じます。